標高差:156m(内,リフトで154m)
長野県下高井郡
ウィキペディアから
山体は、南側と西側が急斜面をなし、北側と東側は比較的なだらかな傾斜を持つ非対称の形をしている。長野県側の志賀高原は観光地としての開発が進んでおり、群馬県側の草津温泉,万座温泉と国道292号で結ばれている。
この国道は横手山の南に位置する渋峠で中央分水界を超えており、この地点が全国の国道の
最高地点となっている。 これにともない、横手山も、スキー場、リフト設備などによる観光開発が進んでおり、夏冬を問わず、手軽に登れる山となっている。
『日本三百名山』 舗装道路を歩くのが嫌で、往復スカイレータに乗ってしまった。
リフト往復は予定外の出費
道路が通行止となっており、管理道を歩く気にもなれず、往復、リフトを利用した。 六甲山の様に山頂が観光地になっている山に体力を要して登る
値打ちは無いと個人的には思っている。
笠ヶ岳に移動する
直ぐ隣の今日、最後の山、笠ヶ岳の登山口へ車を走らせる。
当日の移動
鉢伏山から横手山までは一般道を走ったので思ったよりも遠かった。 しかも、白根山の前の道を通り抜けることになってしまい、湯釜観光の車で大渋滞、北から南から、湯釜の駐車場に入りたい車が道路に並んでしまい、通り抜けたいだけなのに身動きが取れなくなってしまった。 観光地パワーに改めて
翻弄された。
2010年度の長野県の山遠征
〔238〕横手山 (2,307m)
R292の志賀草津道路を走っていると車の流れが止まってしまった。 車は中々進まず、後で原因が判ったが、湯釜の駐車場が満車で空き待ちの車が道路上に連なっているのだった。
通り抜けるだけの者に取っては大迷惑な話しだ。
前方に ”湯釜”の荒々しい火口壁が見えてきた。 ここだけなのか
ツーリングをしている者を沢山見掛けた。 右側をすり抜ければよい
ものを車と同様に渋滞を耐えている姿は俺には信じられない行動だ。
関西ナンバーのバイク野郎にはこの姿は考えられない。
地図では山頂駐車場まで行けることになっていたので、楽な山歩きが
出来ると思っていたが、渋峠からは車の進入禁止となっていた。
管理道を歩けば山頂まで行けるが、今日は金に物を言わせて
往復700円の観光リフトに乗ることにした。
約10分間のリフトで山頂駅へ。
リフトを降りた周辺が山頂となっていたが、真の山頂は別に
あるはずと林の中の道へ入っていく。
整備された広い遊歩道(参道)を鳥居を潜って進んで行く。
思わず歩数を計ろうかと思った標識。
これより歩数が多いと足の短さがばれてしまう。
まったく勾配の無い道を進んで行くので、
この先に本当に山頂があるのかと疑ってしまう。
スカイレータに乗った時間も含めて19分にて ”横手山”(2,307m)に着く。
ピーク感はないが、南面の落ち込みが凄く、中々の展望山だった。
山頂で良く見かけるこの白板は測量用とは
思っていたが、これで用途がはっきりした。
三百名山なので一応、記念撮影をしておく。 リフト降り場付近は観光客で
一杯だったのに、ここまで来ると誰も来ない静かな所だった。
西面を見るとこの後、登る予定のピラミダルな ”笠ヶ岳”が見えた。
見る限りでは楽に登れる山には見えなかった。
立入り禁止のロープを乗り越えて崖っぷちの展望岩に行き、
ここでお昼にする。 展望岩からは眼下にR292が望めた。
左写真の右側の景観。 有名山が見えているのか知れないが、
取り留めのない山並みで同定は出来なかった。
山頂広場に戻り、北側のスカイレータ乗り場の展望台に行ってみる。
観光客にはこの辺りを山頂としている様だ。
GPSのデータで見ると三角点のある山頂より、展望台の方が
標高が少し高い。 この辺りは観光客でごった返しており
写真を撮るのにも一苦労する。
山頂広場の全景。 とても標高2千mを越えている場所とは思えない風景だ。
下山後、先ほど見下ろしていたR292の駐車場より展望岩を見上げる。
これは展望台にあった鳥瞰図を写した物。
これらの山々はガスに隠れて肉眼では見えなかった。
同じく展望台にあった鳥瞰図を写した物。 同じく肉眼では見えなかった。
展望岩から見た南面の景観。 以前、”本白根山”を歩いた時は
面白くない山と思ったが、エメラルドグリーンの ”湯釜”には感激した。
よこてやま
25024年5月31日改定
山頂部は全体がフラットであったが、南面は国道292号線まで
急激に落ち込み、展望も大きく開けていた。